Collage / Glitch / Research / History / Media Artist
メディアアーティスト。学習院大学文学部史学科卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
LiDARスキャン、PLATEAU 3Dモデル、ゲームエンジンを用いて、都市の歴史的記憶を空間化する作品を制作。「膨大な情報を編集せず並べる」ことで、線形的な歴史叙述の外側にある多声的な経験を生み出す。
廃墟、コラージュ、歴史叙述をめぐる理論と実践の交差点で活動。
歴史は常に、語る者の視点によって編集される。わたしの制作は、その「編集」を意図的に拒否し、膨大な情報をそのまま空間に配置することで、鑑賞者自身が歴史の中を歩く経験を生み出すことにある。
CG都市モデル、LiDARによる廃墟のスキャン、ゲームエンジンによるインタラクション——これらの技術は、過去と現在を同一平面上に並置するための道具として機能する。プレイヤーは建物を崩壊させながら都市を進む。その行為自体が、開発と破壊の共犯関係を体験的に問いかける。
ベンヤミンの弁証法的イメージ、廃墟の美学、そしてゲームにおける共犯性の理論を手がかりに、線形的でない歴史叙述の可能性を探り続けている。